2024.9.12 ルワンダ視察団来校
2024年11月7日 10時42分ルワンダからのお客さま総勢25名。昨年秋に教育局の方が数名来校し、今回の研修につながりました。
2時間目が終わる頃に到着しました。私からの歓迎の挨拶と、研修主任からの授業説明。
子どもたちが愛想のいいこと!研修生のみなさん喜んでくれました。
算数。地図から実際の距離を導き出すには?の授業。
それじゃあ、地図からどんな情報をよみとればいいのか考えてるところ。
この後には、自分に合った解き方で自分の家から学校までの距離を求めました。
研修生の皆さんは熱心にメモを取っています。なにやら、教員養成校で教員を育てる先生だそうです。それから教育局の偉い方。一行は、9/2に日本入りし、日中は岡山大学で研修し、夜は昼間の研修を受けて協議。観光はほとんどなく、土日も研修と協議だったとのこと。すごいパワーですね。本日が研修の最終日だそうです。
こちらは理科。2階のベランダ。
以前、世界の教育の傾向についてデータをご覧いただいたかと思いますが、世界的には理数系を学問の主流にしていく傾向にあるようです。そのためルワンダからも理科と算数の授業参観を依頼されました。国語も社会もいいんだけどな。
で?なにしてるの?
半数は外にも。こちらの授業は「水はどこにきえていくのか」サスペンスみたいだけど、蒸発のお勉強。
課題把握(びんの水が減っている!)から、予想、実験の見通し、実験、観察、データの整理、まとめ。
図にまとめてます。
これは振り返り。みんな45分間、真剣に学んでいました。それにしても、この子達の度胸とコミュニケーション力はすごい。英語力を活用してルワンダ研修生と会話してました。
そして3時間目。算数。三角形と四角形の定義。
定義は前時で学習したので、きちんと見分けられるかがテーマ。とっても楽しい導入。
いろいろな図形を三角形、四角形、どちらでもないに分けてます。
そして見せ合いながら自分の考えを友だちに伝えます。
こちらも熱心に説明。
これどう?
これは?
応用問題ですね。何名かは、きちんと定義に当てはめて正答を出してました。やるなあ。どうみても四角形には見えないもんね。
こちら理科。
ヘチマやアサガオの花や花粉の観察をして花のつくりなどをまとめる授業。
班ごとにめあてや方法に沿って観察や情報収集をしています。これが自由進度学習。
教務からは本校の研修やどうやってこのような授業が成立するようになったのかを説明。
たくさんの賞賛と質問がありました。
この方はJICAとルワンダ国の間で、ルワンダの教育の活性化を支援している企業で中心となっている方。
2週間の研修は、駒寄小の日程をまず押さえて、そこに向けてプログラムを組んできた…とのこと。それだけ本校の「委ねる授業」を評価してくれています。その理由や、研修員のつぶやきも紹介してくださり、「児童のICT活用スキルがとても長けている。」「教員の資質が高い」「他校はICTを活用することが目的になっているが、ここでは道具として使いこなしている。」「子どもたちによく考える習慣が身についている」「教員がサポートに徹している」「ルワンダであれば大学レベルの授業構造」
プロジェクトの中心となっている岡山大学の教授も含めて、様々な学校の取り組みを知っている方々からこのように客観的に評価していただけるのはうれしいことです。なぜなら、本校職員は日々授業や学級運営等に没頭し、新しい授業の形に迷いながらの実践だから自校のことしかわからない。「大学レベルの授業」についても、今の学習指導要領に改訂された時に、小・中学校はアクティブラーニングが推奨されており、それは大学の授業がベースですので、ある意味、学習指導要領に沿った授業の構成になってることも証明されたといえます。先生方がんばってるなぁ。