0808 「里山学校」訪問
2023年8月26日 17時00分「個別最適化」って言っちゃうと堅苦しいですが、なんのことはない、「誰にでもその子に応じた教育を」ってことで、学校でこれまでもやろうとしていたことです。しかし、いろんな縛りがあって難しかった…。それが変わってきています。柔軟になってきた。多様な状況に合わせられるようになってきた。喜ばしいことです。それでも学校に足りないのは何か…。探りにおじゃましました。
不登校は全国的な課題。吉岡町では学校の規模の割には少ないですが、それでも学校に適応できない子はいます。私自身もどちらかといえば幼稚園から高校まで隙さえあれば休もうとしていたタイプ。何が嫌ってわけじゃないんですよね。そういう児童生徒になにか手伝えることがないかヒントを見つけたい。それがこの研修の目的です。不登校の子どもたちの学校復帰率がとても高い「里山学校」。設立した夫婦は、私が国立赤城青少年交流の家に勤めていたときに、インドア派の私を救ってくれていたボランティア仲間のうちのお二人です。この日は吉中の校長・職員、駒の職員と一緒に出かけました。
古民家を買い取って手を加えています。地域の方にもお手伝いいただいたとのこと。
一つ目以外はすべて学校でも同じですよね。だけど何かが違う。この日は子どもの受け入れがなかったので写真も撮り放題の質問し放題、やりたい放題。
家の中はこんな感じ。白川郷と似たようなおもむき。
ここでプレゼンをしてもらいました。
里山学校の概要。県内から電車で高崎駅へ、そしてバスに乗り換えて来る子や、首都圏から新幹線通学で来る子もいるそうです。
目的
一日の流れ。ずーっと遊んでる子ももちろんいて、けれどもしばらくすると自発的に勉強を始めるんだそうです。その点、夫婦ともに教員免許を持っているので指導は安心。奥さんは教員経験者です。
外に出て目に入るのが冷凍車の荷台。本がぎっしり。一日中本を読む子もいるそうです。
ここは食事をしたり、対話をしたりすることろ。
小高い場所に秘密基地的な匂い。
船舶の荷揚げようネットだそうです。
ハンモックもつるしてあります。
丘の下には牛。
はい、牛。
そしてニワトリ。養鶏場に入れるのに選別されなかったヒヨコをもらい受ける。ここに来られてよかったですよね。
道路を隔てて反対側の河原。米も作っています。
そして切り開いた河原。すぐ入るし…。
虫捕りするし。
遊び始めるし…。
そういうワクワク感がある場所だということは間違いありません。
○結論は人それぞれ。教育関係者も保護者もなにかがみつけられるといいですね。